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不安障害 に関するコラム
ブロマゼパム(商品名:レキソタン)とは
ブロマゼパム(商品名:レキソタン)とは ブロマゼパムはベンゾジアゼピン系に分類されるお薬で、抗不安作用、催眠作用、鎮静作用といった作用を有します。中でも抗不安作用や鎮静作用、筋弛緩作用(筋肉のこわばりを和らげる作用)は他のベンゾジアゼピン系のお薬と比較しても強い作用があります。国内においては1977年にレキソタンという名称で2mg錠、5mg錠、1%細粒が販売され、1987年に1mg錠が追加となっています。現在では多くのジェネリック医薬品も販売されており、その場合は名前にブロマゼパムとつきます(以降、ブロマゼパムという名称で統一します)。
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クロチアゼパム(商品名:リーゼ)
クロチアゼパム(商品名:リーゼ)とは クロチアゼパムは、日本で開発されたお薬でリーゼという名称で1979年に販売が開始されました。最初に「リーゼ顆粒10%」が販売され、その後「リーゼ錠5㎎」と「リーゼ錠10㎎」が発売されました。現在ではジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合名前にクロチアゼパムがつきます(以降、クロチアゼパムで統一します)。
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症状・障害別の介入方法
認知行動療法の適応においては、それぞれの問題のメカニズムに合わせて介入法を工夫しています。それは、問題が発生し、維持されているメカニズムは、症状や障害の種類によってその構造が異なっているからです。認知行動療法では、このような問題のメカニズムに適合した介入を工夫することで、これまでの心理療法では対応できなかった重篤な不安障害や精神レベルの障害に対しても、有効に介入することができるようになりました。
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ロフラゼプ酸エチル(商品名:メイラックス)
ロフラゼプ酸エチル(商品名:メイラックス)とは ロフラゼプ酸エチルは1975年にフランスのサノフィ社が開発したお薬で、国内では1989年にメイラックスという名称で販売が開始されました。販売開始から30年以上経過しており現在はジェネリック医薬品も多く販売されています。ジェネリック医薬品の場合は「ロフラゼプ酸エチル」が商品名につきます(以下、ロフラゼプ酸エチルで統一します)。
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ADHDやASD等の発達障害による二次障害
1.ADHDやASD等の発達障害による「二次障害」とは 発達障害とは、注意欠陥多動性障害(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)、学習障害(LD)などが代表的に知られている、先天的な脳機能障害を原因とする障害のことです。一般的に、子どもの頃に発症するとされていますが、未だ詳細な原因については明確になっておらず、根本的に治す治療薬というものもありません。
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クロナゼパム(商品名:ランドセン/リボトリール)とは
クロナゼパム(商品名:ランドセン/リボトリール)とは クロナゼパムはロシュ社で合成されたベンゾジアゼピン系のお薬で、1969年にてんかん(脳が一時的に興奮することで、けいれんや意識障害を引き起こす病気)に対して有効性が報告されたお薬です。その後日本において1981年に大日本住友製薬からランドセンという名称で販売が開始されました。ランドセンという名称は、てんかんという病気が小児に多いことから「ランドセル」をイメージして命名されています。そして2018年には、太陽ファルマからリボトリールという名称でも販売が開始されました。
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EMDR(眼球運動による脱感作・再処理法)
EMDR (眼球運動による脱感作・再処理法) EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing:眼球運動による脱感作と再処理)は、最近マスコミなどでも取り上げられることの多くなったPTSD (Post Traumatic Stress Disorder:外傷後ストレス障害)に対して最も効果的 と言われて、大変注目されている治療方法です。
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治療の流れと手法
治療の流れと手法 認知行動療法の進め方には、基本的な形式はあるものの、実際は治療者が患者さんに合わせて工夫しますので、細部においては患者さん一人ひとりが違った治療と考えてよいでしょう。認知行動療法の最終目標は、患者さん自身が、自分の考え方や感情、また行動をコントロールできるようになることです。そのために、患者さんはその目標をめざして治療に取り組み、治療者は患者さんを全面的にサポートする役目があります。どちらも主役であり、共同作業による治療法と言えます。
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トリアゾラム(商品名:ハルシオン)
トリアゾラム(商品名:ハルシオン)とは トリアゾラムとは、ハルシオンという商品名で1983年4月に販売開始されたお薬で、有効成分の名前です。販売開始から40年近く経過しており、現在ではジェネリック医薬品も多く販売されています。その場合は名前にトリアゾラムとつきます(以下、トリアゾラムで統一します)。
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ロラゼパム(商品名:ワイパックス)とは
ロラゼパム(商品名:ワイパックス)とは ロラゼパムは、不安を強く感じる方やうつ症状がある方に使用され、1970年の販売から今現在も使用されているお薬です。商品名はワイパックス、もしくはジェネリック医薬品の場合はロラゼパムと名前につきます(以下、ロラゼパムという名前で統一します)。
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[抗うつ剤・抗不安薬]同時処方のうつ症例
多種類の抗不安薬が重なり、症状が悪化した患者さん(20代女性・会社員)Iさんは、不動産会社で秘書をしている。 以前より不安症状がひどく、不眠が続き、リストカット、食べ吐きが止まらない。 また些細なことで怒って暴言を吐いたり、ときには同僚を殴って警察沙汰になったこともある。 飲酒量も増え、毎日かなりの量のアルコールを寝る前に飲んでいた。 気分の落ち込みが激しくなり、現在は会社を休職している。
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認知行動療法のセラピー形式
認知行動療法は、患者さんの症状の程度やまた希望に応じて、さまざまな形式で実施されています。治療者と患者さんが1対1で行う「個人認知行動療法」から、患者さんが1人で本を読んで行う「セルフ・ヘルプ式」まで、幅広い形式が用意されていますので、自分に当てはまる方法を選択できます。形式は、大きく5つに分かれ、患者さんの状態に合わせて、セラピーの強度が調整できます。弱いセラピーから強い順に並べると、①「セルフ・ヘルプ認知行動療法」、②「アシストつきセルフ・ヘルプ認知行動療法」、③「認知行動療法アプローチ」、④「集団認知行動療法」、⑤「個人認知行動療法」です。
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強迫性障害
強迫性障害について解説 強迫性障害(OCD)は、心の疾患の一種であり、反復的な強迫観念(思考)や強迫行為(行動)が特徴です。患者は無理に思える行動や思考が頭から離れず、それに対処するために反復行動や儀式を行います。一般的な強迫観念には、清潔恐怖、疑心暗鬼、数える行為、運の悪さなどがあります。 強迫性障害は生活や日常の機能に深刻な影響を与えることがあり、不安や苦痛を引き起こすため、日常生活における集中力や人間関係にも悪影響を及ぼします。
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エチゾラム(商品名:デパス)とは
エチゾラム(商品名:デパス)とは エチゾラムはデパスという商品名で1983年に販売されたお薬です。販売開始から30年以上経過している現在でも多く使用されているお薬で非常に効き目が高いとされています。ジェネリック医薬品も多く販売されており、その場合は「エチゾラム」が商品名につきます(以下、エチゾラムという名前で統一します)。
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PTSDとは
PTSDとは 阪神・淡路大震災の後、PTSDという言葉がマスコミで大きく取り上げられてすっかり有名になりました。 それ以来、何か大きな事件や出来事が起こるたびにPTSDが注目を集めるようになりました。
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知っておきたい薬剤知識
ひとつの症状に最初から複数の同系統の薬を処方するのは危険! 2009年3月に放送された『NHKスペシャルうつ病治療常識が変わる』で、野村総一郎先生は次のように指摘しました。「『薬を増やせば症状を抑えられる』という誤った認識が、現場の医師の多くにある」。 つまり、初診の段階から数種類以上の薬を出していては、どの薬が効いていて、どの薬が副作用を生じているのかわからないということです。
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クロルジアゼポキシド(コントール®・バランス®)について
クロルジアゼポキシド(商品名:コントール・バランス)とは クロルジアゼポキシドは気分をリラックスさせ、不安や緊張をやわらげたり、寝つきをよくする抗不安薬で、武田薬品からは「コントール」、丸石製薬からは「バランス」という商品名で販売されています(以降クロルジアゼポキシドにて統一)。 クロルジアゼポキシドは1957年にスイスのロシュ研究所で合成された抗不安薬です。現在でも精神科領域で広く使用されているベンゾジアゼピン系に分類されるお薬で、その中で最初に開発されたお薬です。
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アルプラゾラム(商品名:ソラナックス/コンスタン)とは
アルプラゾラム(商品名:ソラナックス/コンスタン)とは アルプラゾラムはソラナックスやコンスタンという名前で1984年に販売されたお薬です。現在、日本をはじめアメリカやヨーロッパなど世界110か国で販売されています。ソラナックスやコンスタン、アルプラゾラムと名前が複数ありますが、これらは販売メーカーが異なるだけで中身・効果は全く同じものです(以下、アルプラゾラムという名前で統一します)。
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